■北海道の道東へ
北海道の東藻琴芝桜公園の芝桜が有名で、そこを見学するツアーに参加しました。
2泊3日の行程です。阿寒湖畔のホテルを中心に北海道の道東を巡る旅です。
■羽田から北海道へ
羽田空港から北海道へ飛行機で移動です。今回は余裕のあるお昼の便です。
あいにく今日は天気が悪く、東京は雨です。
飛行機が離陸して東京の景色が見える高度まで上昇しても窓の外は一面の白い雲です。外の景色を楽しむことはできませんでした。
そして、1時間30分ほどで根室中標津空港に到着です。
さすがに北海道。東京と比べると肌寒い気候です。
ここからバスで観光開始です。
■東藻琴芝桜公園
根室中標津空港から北海道の長く続く道路を走り、最初の見学場所が「東藻琴芝桜公園(ひがしもことしばざくらこうえん)」です。
今回参加したツアーの一番の目的の場所です。
現在、「芝桜まつり」が、開催されています。
約10万平方メートルの公園の丘の斜面一面が、ピンクと白で覆われています。
これだけの広さに芝桜が咲いていると、まさに壮観な眺めです。
もともと一人の畑作農家だった方が、コツコツと芝桜を植えて増やしていったことに始まるそうです。
手作業で開墾し、丘一面をピンクに変えていったものを基にして立派な芝桜公園にしたそうです。
斜面の真ん中には「山津見神社」の鳥居が建っています。
御祭神は、大山津見神(おおやまつみのかみ)です。山津見神社の本山は、福島県相馬郡にあり、大正時代にこの地に入植した人が、ここを守護の場所と定めて鎮座された山の神様です。
良縁、子宝、安産などの効能もあるので、ペアブリッジの会員さまの婚活のご縁をお祈りしてお参りしてきました。
東藻琴芝桜公園
所在地:北海道網走郡大空町東藻琴末広393
http://www.shibazakura.net/
■阿寒湖温泉の御前水
出発がゆっくりだったため、1日目の見学は終了。宿に向かいます。
宿は、阿寒湖畔温泉街の中の「ホテル御前水(ごぜんすい)」です。
客室の窓からは、阿寒湖の雄大な景色が一望できます。
そして、大浴場には露天風呂があります。
掛け流しの温泉をゆっくり楽しめます。ただ、お風呂が地下にあるため、露天風呂の周りは壁になっています。景色は見えないのが残念。それでも外の涼しい気温の中で入れるので気持ちがいい温泉です。
ホテル御前水
所在地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-5-1
http://www.gozensui.com/index.html
■知床半島へ
2日目。今日は天気予報に雨マークが付いています。天気が持てばいいけれど・・・。
本日は知床半島へ向かいます。
途中、釧網本線に沿って上がっていきます。そして、知床国道(国道334号)を進みます。
斜里町の辺りを走っていると道路の両脇の畑に霧が掛かっています。
畑の微生物が活発に活動して、畑の温度が外気より高いための現象だそうです。
東京ではあまり見られない光景ですね。
■オシンコシンの滝
知床半島に入って少し進むと、本日最初の見学場所である「オシンコシンの滝」に到着です。
エゾマツの群生しているところ、というアイヌ語からオシンコシンという名称が付けられています。
滝の流れが2つになっているところから、別名「双美の滝」といわれます。
日本の滝百選にも選ばれています。
■知床五湖
そして知床五湖を目指して、知床半島を更に進みます。
知床五湖は、知床半島の斜里町にある湖で、一湖、二湖、三湖、四湖、五湖とあります。また、この辺りにはヒグマが生息している地域です。
そのため、安全のために観光用の高架木道が整備されており、一湖までは気楽に見学できるようになっています。
高架木道には電気柵(7000V)が張り巡ぐらせてあるためヒグマ避けになっています。
高架木道の終点の湖畔展望台から見た一湖です。その向こうには知床連山があります。
■知床峠
知床五湖から知床横断道路を通って羅臼方面に向かいます。
途中、知床峠の展望台で休憩です。
ここから見る羅臼岳が有名なのですが、本日は霧・霧・霧の真っ白でなにも見えませでした。
■野付半島・トドワラ
知床横断道路で峠を超えて羅臼町あたり入ったところから雨が降り出しました。天気予報の通りです。
そして野付半島のトドワラが次の見学場所です。
野付半島のトドワラは、立ち枯れたトドマツが見れるとして有名な場所です。
しかし、最近は台風などの影響で立ち枯れたトドマツが無くなってしまったとのことです。
雨が降っているのと、トドマツが無くなったとの話から、トドワラ見学はパスしました。
野付半島ネイチャーセンターで暫し休憩にしました。
本日の見学はここまで。この後ホテルへ戻ります。
この後、この日は雨が強くなり、ホテルでのんびりになってしまいました。
■アイヌコタン
最終日の3日目です。
朝、阿寒湖の周りを見学しました。
阿寒湖畔の温泉街には木彫りの民芸品を売る店が多かったです。
アイヌ木彫りを中心にお土産屋さんが軒を連ねている感じです。
木彫りと言えば、鮭を咥えた熊が有名ですが、これは熊が鮭を咥えていればそれなりに見えるからだとか・・。
そして、アイヌの文化や生活を学ぶことができるアイヌコタンがあります。
アイヌコタン
所在地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-84
https://www.akanainu.jp/
通りの一角に「阿寒の森のコロポックル」がいました。
幸福を運ぶ蕗の下に住む小人の神様だそうです。
そしてベンチがあり、休憩できるスペースとなっています。
道路を歩いていると、阿寒町にご当地マンホールがありました。
思わず写真に収めてしまいました。
■阿寒湖
阿寒国立公園にある阿寒湖です。
特別天然記念物のマリモが有名ですね。
阿寒湖から見た 雄阿寒岳(おあかんだけ)です。
標高は、1371m。
なかなか見事な景色です。
■阿寒横断道路より
ホテルを後にして3日目の見学に参ります。
阿寒横断道路(国道241号)を東に向かいます。
途中、ペンケトウの湖が見えました。北海道の形に見えるとして有名になっている湖です。
■摩周湖
霧の摩周湖にやって来ました。
一面霧で湖は全然見えません。
少し時間が経過すると、わずかに湖面が見えました。
摩周湖は透明度が高いことで知られています。
しかし近年、透明度が低下してきているそうです。理由はよく解らないとのことですが・・・。
■釧路湿原国立公園
帰路のための釧路空港へ向かう途中、北斗展望台より釧路湿原国立公園の見学です。
はるか遠くに湿原が見えますが、ちっと物足りないです。
次回、釧路湿原の中を散策してみたいと思いました。
■たんちょう釧路空港
そして、「たんちょう釧路空港」から帰路につきます。
たんちょう釧路空港の建物の外には「特別天然記念物のたんちょう鶴」のモニュメントがありました。
釧路湿原のタンチョウをイメージしていますね。ほかにシマフクロウやヒグマのモニュメントもありました。
北海道の大自然のイメージを表していますね。
今回のツアーでは、途中天気が雨だったのが残念でした。雲や霧で見えなかったところも多々ありました。
道東は広く広く広大で、見学するところも沢山あります。機会があれば、また来たいと思います。