■2017 かつうらビッグひな祭り
千葉県勝浦市で「2017 かつうらビッグひな祭り」が開催されています。
期間は、2017年2月24日(金)から 3月5日(日)。
勝浦市の街をあげてのお祭りです。
全国にある勝浦の街である 千葉県の勝浦市、和歌山県の那智勝浦町、徳島県の勝浦町は「全国勝浦ネットワーク」を結んでいます。
千葉 勝浦市の「かつうらビッグひな祭り」は、ビッグひな祭りを開催していた徳島県の勝浦町から平成13年に約7000体のひな人形を譲り受け開催し始めました。
■千葉県勝浦へ
今回、千葉方面に行く用事があったため、足を延ばして勝浦のひな祭りを見学してみようと思いました。
当日、車で勝浦に向かいます。
中央高速から首都高速を通り、アクアラインを抜けて千葉県に入ります。そして木更津JCTから圏央道を通ります。市原鶴舞ICで降りて、一般道を進みます。国道297号(大多喜街道)走り、１時間弱で勝浦駅に到着です。
お祭りということで勝浦の街中を走っている車も多いです。車を止めるための駐車場を探します。
海沿いの外房黒潮ラインをドンドン進みます。勝浦駅からひと駅分ほど進むと駐車場の看板が出ています。
土日の週末に臨時に設けられた「守谷海岸駐車場」です。かなり広い駐車場に結構な数の車が止まっています。お祭りのお客さんがたくさん来ているようです。
ここに車を停めます。ここからは勝浦駅周辺の会場までシャトルバスが運行されています。しばし、バスに揺られて会場に向かいます。バスは会場の一つである「勝浦市芸術文化交流センターKuste」を経由します。このKusteにも雛飾りがあるのですが、今回はパスして街中の会場の方に向かいます。
そしてシャトルバス発着場の「墨名市営駐車場」に到着です。
この墨名市営駐車場にも車は停めらました。しかし満車で駐車待ちの車がズラッと並んでいます。少し離れていましたが、守谷海岸駐車場まで行って正解かな。
このシャトルバス発着場からは徒歩でひな祭りの会場を廻ります。
■遠見岬神社(とみさきじんじゃ)
はじめに、かつうらビッグひな祭りで一番有名な「遠見岬神社」へ。
遠見岬神社の鳥居から続く参道の石段にひな人形が飾られています。
遠見岬神社へ続く石段は、「冨咲の石段」と呼ばれ、60段の石段に約1800体のひな人形が飾られています。遠見岬の名は冨咲に通じていて、この石段を上ると「富が咲き幸せになる」と伝えられています。
そして石段を上ったところには特大のひな人形が飾られています。
ここまで多くのひな人形が石段に飾られた光景は壮観です。
有名な石段のひな飾りなので人人人で溢れています。写真を撮るのも一苦労。
なお今回は、石段にひな飾りが飾られているため神社を参拝することはできませんでした。いずれ機会があれば参拝してみたいと思います。
遠見岬神社
御祭神は、天冨命(あまのとみのみこと)。
船霊様の信仰があり、海での漁や航海の安全を祈願します。
所在地：千葉県勝浦市浜勝浦1番地
http://www.tomisaki.or.jp/
■覚翁寺山門前(かくおうじさんもんまえ)
続いて、覚翁寺のひな人形です。
商店街のメイン通りの突当りに位置している覚翁寺の山門前に特設ひな段が作られ、約600体のひな人形が飾られています。
ここも かつうらビッグひな祭り では中心的な会場になっています。そのため、山門前の特設ひな壇の周りはひとで溢れていました。しかし、山門をくぐって覚翁寺の中に入るとひとは少なく落ち着いた感じでした。
覚翁寺
所在地：勝浦市出水1297
宗派：浄土宗
覚翁寺は、勝浦藩主の植村家の菩提寺です。
1634年に城内の浄林寺を移して出水山覚翁寺となりました。
■墨名交差点(となこうさてん)
国道297号(大多喜街道)が勝浦駅前付近で交差して曲がるようになっている交差点が「墨名交差点」です。
この交差点の脇に２台の特設ひな段が設置され、約800体のひな人形が飾られています。
交差点なので、信号待ちしている車からも見えて、華やかなひな人形が気分を楽しませてくれます。
かなり交通量の多い交差点なので、交通事故にならないように気をつけましょう。
■商店街にもひな人形がいっぱい
街を挙げてのお祭りで、商店街にもたくさんのひな人形が飾られています。
空き地の脇にある塀に沿ってひな人形が飾られています。
段数は低いですが、横にズラッと並ぶと結構迫力が出るものです。
お店の脇にもちょっとしたスペースにひな人形が飾られています。
勝浦中央商店街 特設段飾りです。
記念写真が撮りやすいようにベンチが置いてあります。
商店街の中でもかなり大きなひな段です。通りをぶらぶら見ていると思わず目を留めてしまいます。
今回は、勝浦の商店街を見るに留めましたが、かつうらビッグひな祭り は他にも沢山の会場で催されています
興津会場(おきつかいじょう)、上野会場(うえのかいじょう)、総野会場(ふさのかいじょう)、松野長勝寺、勝浦海中公園センター、御宿会場(おんじゅくかいじょう)。車で町を周ってみるのもいいかもしれません。ぜひ見学してみてください。
「かつうらビッグひな祭り」では祭り用のひな人形を募集しているようです。
昔は部屋に飾っていたけれど、最近はなかなか飾れないなどひな人形を仕舞い込んでいる場合は考えてみるのもよいかもしれません。破損していたり汚れの激しいものは供養してもらえるとのこと。なかなか手放すの区切りがつかないときは、このような祭りに使ってもらうのもありでしよう。
http://www.katsuura-sanpo.com/news/post-13846/
