■高千穂峡
馬ヶ背を発ち、バスは山の方へ向かいます。そして、今回の旅を選んだ本命としての高千穂峡の見学です。
高千穂峡は、五箇瀬川峡谷(高千穂峡谷)として、昭和9年に国の名勝、天然記念物に指定されました。ここは、阿蘇の火山活動による堆積物が浸食を受け、柱状節理になっています。そして、その柱状節理に掛かる「真名井の滝」が有名です。
バスを降りて遊歩道の散策です。途中、高千穂峡の石碑があります。
遊歩道を進むと高千穂三段橋が見れます。
高千穂三段橋は次の3つの橋からなります。
神都高千穂大橋
高千穂大橋
神橋
一番下に見えるのが、神橋(昭和の時代につくられた石の橋)。写真の一番上にあるのが、高千穂大橋(昭和30年竣工の鋼の橋)。真ん中一番奥にあるのが、神都高千穂大橋(平成15年竣工のコンクリートの橋)。ここは、作られた時代が異なり、別々の材料で造られている3つの橋が渓谷に架かっている珍しい場所です。
神硯(みすずり)の岩です。
1792年に高山彦九朗が高千穂を訪れました。その紀行文「筑紫日記」に「新橋を渡りて右に十間余なる岩硯の如くなる有り。何共名あらず予硯石を名付けて可也といひし」と。当時の高千穂神社の神主は、「みすずりの岩とやいわれむ神代より伝えしことの朽ぬ也けり」と返しを詠んでいます。
昔から「神硯(みすずり)の岩」と言われていたのですね。ただ、草があり形が今一はっきりしない感じですが・・・。
甌穴(おうけつ)です。
川の底に丸い円筒形の穴があります。これは、川の底の岩盤に渦巻きのエネルギーが発生し岩盤を削り、さらに小石などが岩盤を削ってできたそうです。
けっこう沢山、丸い穴が開いています。自然の力はすごいですね。
真名井の滝です。
高千穂峡を有名にしている滝です。日本滝百選に指定されています。貸しボートで近くまで行くことができます。今回は時間の関係でパスしましたが・・・。残念。
名勝 高千穂峡の石碑です。
真名井の滝のある崖上のこの辺りは自然公園になっています。
おのころ池、おのころ島です。
自然公園にある池です。池の中に「おのころ島」があります。おのころ島は、神々が作った最初の島です。高千穂峡は、神話の里のため、おのころ島となっています。そして、この池の水が「真名井の滝」として流れ出ます。
そして、ここ高千穂峡で昼食です。
場所は、「渓谷のお食事処 千穂の家」です。
本日の昼食。
食事内容をお店の方が説明してくれたのですが、詳しい内容は覚られませんでした。でも、美味しくいただきました。ごちそうさまでした。