■美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルへ
今回、長野県 松本市の美ヶ原高原にある王ヶ頭ホテルに行く機会がありました。
行程は、2泊3日です。
高原であるため、独特な秋の紅葉が期待できます。また、標高の高さから朝日や夕陽の撮影ができそうです。
■美ヶ原高原
美ヶ原高原は、長野県のほぼ中央、八ヶ岳中信高原国定公園の中にあります。
標高が高く独特の自然が豊かなこともあり、春の新緑、夏の高山植物、秋には紅葉、冬は雪、霧氷なども有名です。そして四季を通して綺麗な星を見ることができます。国定公園となっているため、高原植物があったり、アルプスを望む絶景の景色であったり、周りの山々に朝日が昇ったり夕陽が沈む景色が綺麗であったり、夜の星空が澄んだ空に瞬いたりと言った自然の豊かな場所です。
美ヶ原高原は、自然保護のため、車での通行に制限が設けられています。そのため、車では通れません。車で美ヶ原高原へ行くことができるのは、「ビーナスライン」を通って「ホテル山本小屋」まで。または、一般道で美鈴湖へ、そこから「美ヶ原スカイライン」を経由して「美ヶ原高原道路」を通って「美ヶ原自然保護センター」までです。そこからは、徒歩で歩けるように散策路があり、夏はいろいろな花が咲き絶好のハイキングコースとなります。
今回泊まる王ヶ頭ホテルは、美ヶ原高原の頂上の標高2034mの王ヶ頭に建ち、360度のパノラマの景色が楽しめます。なお、ホテルの周辺は自然保護区域となっていて、車で直接行くことはできません。特別許可のあるホテルのバスで送迎してもらうことになります。
■松本駅から王ヶ頭ホテルへ
王ヶ頭ホテルへは、松本駅からホテルの無料の送迎バスが用意されています。
松本駅からは約1時間ほど。
松本駅は、標高が600mほどです。王ヶ頭ホテルは2000mほどの位置にあります。1000m以上を一気に登って行くことになります。
松本駅前からホテルの迎えのバスに乗ります。ホテルのバスは独特の使用感を感じさせるほどの趣きを醸し出していました。松本駅を出発し、街中を走って抜けて行きます。次第に周りの風景が田舎の感じに変わって行きます。しばらく走って、途中の美鈴湖の脇でトイレ休憩。そして、さらに山道を登って行きます。右に左に揺れながら、どんどん登って行きます。バスは美ヶ原自然保護センターまで順調に登って行きます。
一般車両が通れるのはここまで。舗装されている道もここまで。この先の通行には許可が必要です。ホテルのバスには、通行許可証が貼ってあります。美ヶ原自然保護センターからさらに砂利道を登って、おもいっきり揺れながらラストスパートでホテルに到着です。
王ヶ頭ホテルに着きました。ここまで来ると気温もかなり下がって肌寒く感じます。
フロントです。
玄関から入ると正面にあります。
部屋へ続く廊下には写真が飾ってあります。美ヶ原の四季をいろいろな角度から撮影されています。こんな写真が撮れるといいのですが・・・。
■夕景の撮影へ
バスがホテルに着いて一服すると、直ぐ夕日の撮影に。
まずは、ホテルの周りの風景から。
まだ、陽があるので周りは明るいです。ホテルは丘の上にあるので、周りはホテルから見下げる感じになります。だいぶ紅葉して色づいています。流石に標高が高いです。そして向こうの方には高い山々が連なっています。アルプスや八ヶ岳などの山々だそうです。
ホテルの玄関から先の方に「美ヶ原高原」の看板が設置されています。このあたりは草や低木ばかりです。
ホテルの裏に「美ヶ原頂上 王ヶ頭 2034M」の石碑があるのですが、ここから夕景を狙います。陽が沈むには、もう少し時間がありそうです。その間に回りに目を向けてみます。
王ヶ頭ホテルの横には電波塔が建っています。ここからテレビ局の電波が発信されています。夕陽が電波塔に当たって情緒的な感じに見えます。
だいぶ、陽が沈んできました。向こうの山々があかく色づいてきています。
そして、電波塔の間から光が落ちていきます。少し眩しいくらいです。
太陽が山の向こうに沈んで行きます。ホテルの宿泊客の皆さんも、おのおの写真を撮ったり、夕日を眺めたりしています。
山に落ちていく陽が綺麗に見えました。
夕陽の撮影を終えてホテルに戻ります。すると、17:00より、シャンパンサービスがあります。チョットしたサービスですが、うれしい「おもてなし」です。
スパークリングワインが頂けます。アルコールが弱い方には葡萄ジュースを選べます。
今回は、葡萄ジュース頂きました。美味しゅうございました。
■本日の夕食
部屋に戻って一服すると、いよいよ夕飯です。
夕食の会場は、ホテルのレストラン「なごみ」です。
夕食は、豪華なコース料理です。
本日のメニュー
食前酒 | 「竜眼」の冷温追熱ワイン |
前菜 | 岩魚の幽庵焼き |
| 秋茄子の鮎包み |
| 瓜のクルディテ |
| 信州サーモンと柚子の巻き寿司 |
| 蒸し鶏の白和え |
小付け | 信州もやしのお浸し |
| 南瓜のフラン |
椀物 | しらす玉子豆腐 |
冷菜 | 信州産 川魚のお刺身 二点 |
焼物 | 安曇野林檎のグラタン |
強肴 | 盛り沢山の「木の子」と福見鶏の小鍋 |
口休め | 林檎のビネガーゼリー |
洋皿 | 牛フィレ肉のロースト ~グレービーソース~ |
御食事 | 栗おこわ お味噌汁 お漬物 |
デザート | 和梨の冷製スープと水饅頭 |
こちらは、食前酒・前菜・小付けです。
そして、これが本日のメインディッシュです。洋皿 牛フィレ肉のロースト ~グレービーソース~ です。
柔らかいお肉が最高です。
夕食は、時間をかけてゆっくりと頂きました。
味も良いですし、量もお腹いっぱいになるくらいで、満足、満足です。