川崎平右衛門定孝
平右衛門は、川崎平右衛門定孝という方で江戸時代に活躍しました。
元禄7年(1694年)に武蔵国の押立村に生まれました。川崎家のご先祖は後北条氏の家臣であったようです。
このころの武蔵野新田の暮らしは厳しいもので、何かあるとすぐに生活が破綻するような状態でした。
そして、元文3年4年と凶作が続きます。その救済に活躍したのが平右衛門でした。
その後、平右衛門は元文4年に武蔵野新田世話役になります。村々の暮らしを安定させるため凶作に備えた施策など、次々に農業経営を改革していったのです。
また、玉川上水の堤の補強に桜を植えるなど、治水にも力を入れています。これは、数十年後には桜並木の名所になりました。